妄想革命

2014年10月02日

前回から書いてます、F返還制度廃止法案(暇人の妄想)。今回はそれによって起こるかもしれない弊害・問題を考えてみたいと思います。

その① 選手間による談合

例えば1号艇A先輩が2号艇B後輩に

A「おいB。明日の優勝戦F.15して壁になってくれ。それなりのお礼はするよ。」 

B「合点承知の助。」 

などと作戦を練るかもしれません。が別に良いですよね、こんな選手同士の連携プレー。実際に今でも私達は有るのか無いのか定かで無いそのようなことを想像して予想しています。
この後輩が先輩のインをマクルわけないよなぁ、この後輩が先輩に前付けするわけないよなぁ、などなど今でも選手同士の人間関係が頭の片隅をよぎるものはあります。
F返還制度が無くなりこのような連携プレーが顕著に見られるようになっても私達の想像力が見えない部分を補ってくれるでしょう。

その② わざとFして上位着をとる

これをする選手に大きなメリットは考えられません。Fして上位着を取っても章典除外、勝率があがることはなし、そのレースの賞金は出ず、F休み加算、などなど罰があるのであればこの行動をする意味が分かりません。
これをすることによって考えられる要素としては舟券を買える誰かのためにわざとこのようなことをする。いわゆる八百長ですか。
怖い人に脅されて、または誰かとグルになって大万舟を提供。などのためにするかもしれません。けどこの問題も①と同様に今でも完全に無いとは言い切れないので大丈夫ではないでしょうか。今でも50万舟とか出現しますし、考えられない舟券は日々出ていますからね。
今のレース八百長だろ、金返せー!で終わってしまうのではないでしょうか。けれどもこれには今以上に選手や関係者がそのような考えを起こさないよう、振興会(?)に頑張ってもらいましょう。これに関しても大丈夫なはず。

その③ 変人選手がとても大きなFをして1着をとる

②の問題に似ていますが、どういうことかと言うとF.10で1着をとるならまだしも、F1秒、いやF10秒、いやいやF1分、みたいに考えられないFをして1着をもぎ取って舟券を確定させる。これはどうでしょう。
これは良いですね、クビで。即刻クビ。
例えば今でもF.05は即刻帰郷のように、Fの単位ごとで罰則をつくって、F.10~20は60日休み、F.21~30は90日休み、F31以上は強制引退サヨウナラ。
など厳しい罰にすれば暴走する選手はいないと思うのですが。それ以前に高給取りを辞めてまで無茶苦茶なことをしたいような選手は現制度でもクビになっていると思いますのでこれも大丈夫なはず。

その④ 今よりもF多発

返還が無くなった分、選手が伸び伸びとFを多発。Fだらけで選手が足りない。なんてことが起きるかもしれません。しかしこれは③のように選手に対するFへの罰を更に厳しくするなどして防げるのではないでしょうか。

その⑤ 厳しくしすぎて慎重なスタート多発

選手たちが厳しくなったFの罰則を恐れすぎて早いスタートを切らなくなる。これも大丈夫だと思います。今現在でも選手たちは大返還を恐れず、直接的に関係する施行者に怒られようとも、Fをガンガンきります。これはいかに選手たちが己に自信があるか、負けず嫌いかということの現れではないでしょうか。自分たちへの制裁が大きくなっても現在A1級にいるような選手はやれるんじゃないでしょうか。


その⑥ 売上問題

F返還制度廃止。そんなことをしたら売上はガタ落ちでボートレースはお終い。なんてことがあるかもしれません。しかしながらマイナーとなってしまっているボートレースを今現在でも楽しんでいる人は、そんじょそこらのことで離れていくことはないような気がするのですが。
少なくとも私は止めることはないでしょう。これで止める位なら先に書いた優先艇保護違反とか待機行動違反とか不良航法の理不尽さにとっくに嫌気が差しているでしょう。差してますけど。


思いつくのはとりあえずこの位でしょうか。とにかくボート界は既存客が慣れ親しんだレースの名称を変えたり、なんとも盛り上がらないメダル授与式をしてみたり、とても下らない改革ばかりしています。ボート界が必死で行っていることは浮き世離れしたアイデアに感じてしまう今日このごろ。もっと本気で考えてと思うのです。

なぜ今回はF返還が気になったのかというと、本場に出かけた時に12RがF返還で終了というのを今回の戸田で二度経験しました。その時の冷めた感、払戻に並ぶ悲しみ、なんじゃそれ感、なんとも言えませんでした。これがどちらの立場になろうとも12R必ず逆転のチャンスがある方がアツくなれるなと思ったからです。実際F艇舟券ゲットも絶対あるでしょうし。

今回はF返還制度廃止ということを妄想してみましたが、悲しいかなこれが現実になることは99%無いでしょう。法律のこととかありそうですし、この考えは少数派かもしれませんし。けれども24場もレース場はあるのだから、やれる範囲で実験的な大改革を各場がやってみたらいいと思うのですが。我々の意見が反映されたような改革。そうなるともっと楽しくなれるはず。



2014年10月01日

前回のヤングダービー優勝戦でのF事故大返還があってからずっと考えている妄想革命があります。それはF返還の廃止。もうFであろうとLであろうと6艇には全力でゴールを目指してもらう。そして舟券はその入着順で確定。Fをした選手への罰は現行のままか、それよりも厳しくする。こうすれば施行者も損なし、舟券購入者もオッズ通りの配当ゲットで、痛手は高所得者層の選手だけです。
 
今のF返還というルールで個人的に最悪だと思っているのが自分の買っていない艇がF返還で、なおかつ購入した舟券は外れるという惨事。

例えば1-2-3を買っているのに4号艇がFしてマクリ一撃、内枠3艇は潰されて5-6がごっちゃんで向こう正面5-6-1なんてよくある話です。レースは壊されるし外れるし返還分もなし完全に0円というパターンです。気分は最悪です。

逆に展開ズバリで5-6-1を当てた人もいます。しかし4号艇返還でオッズは万舟から半分以下になってしまったなんてことも。せっかくのボーナスレースが安くなってしまいました。当たっただけましでしょうか。いやF返還なしなら最高だったのに。

もう一つのパターンが1-2-3を買っていて5・6号艇がF。しかも攻めきれるほどのSTにはならず1周1MでFした2艇は蚊帳の外。何がしたかったんだよ状態。
しかしどう見ても舟券に5・6号艇は絡みそうもないのにFでオッズが変動。ただでさえ堅めの1-2-3が更に安くなって当たってもほぼ元返し。はい、残念と思ったら2-1-3になって元返しどころかこちらも0円。もうなんでしょうこれ。

多かれ少なかれこのようなことを経験されている人がいるのではないでしょうか。レースはF艇に壊されるし返還もなく丸々損という悲劇です。普通に外すよりなんか悔しいのです。これなら返還なんて制度なくして当たりか外れかでいい。どうせこれまで何度もレースをぶち壊されることを経験しているのです、F返還が廃止になっても舟券が外れた時の気分は今と変わらないと思います。

今現在Fで返還されたお金はどうなるでしょう。

「あぶねー、返還なかったら完全に外れてたよー、ラッキー。よしこの返還されたお金は貯金しよう。」

なんて人もいるでしょうけど大半の人が次のレースの購入資金になるでしょう・・・。

オッズというのも予想・購入する上での重要なファクターだと思います。これでこの配当なら買いだな、というような。それを理不尽だらけのボートレースの中でFだけは返還します、もちろんオッズは下げます、というのは中途半端な正義というかむしろ悪というか。

個人的にはFを返還するのに転覆は返還しないこととか、判断がつきにくい優先艇保護違反の時も違反のまま確定させちゃうこととかの方が疑問に思えます。特に後者の優先艇の問題は酷い事象だと思っています。たまにありますよね、優先艇を抜かしちゃう、それがありならこの世の終わりレース。

道中で相手の艇を転覆させる妨害失格もレース中に処置されることもあれば、レース後にあれは不良航法でしたが失格にはなりませんでした、なんてこともあり判断基準はとにかく曖昧です。それに待機行動違反だってレース後の処置です。

このようにF以外で返還してほしいレースなんて考えただけで色々とあります。Fよりも悪質だと思えるものもあります。しかしそれでも私達は大人しく唇を噛み締めて次のレースに向けて怒りを自己処理をしているのです。
こんな強靭な精神力を兼ね備えた我々ならFが返還されなくなっても全然平気だと思うのですが。もちろんF艇舟券ゲットなんていう美味しい思いをする場面も出てくるでしょう。

そんな時当てたあなたは
「4号艇の〇〇最高!Fしてまでスタート踏み込んでくれると思っていたよ!一生応援するよ!」
とFしてまで自分の舟券に貢献した選手に賛辞を与えます。

一方外した側は
「おい、1号艇の〇〇!Fしてまでスタートいかんかい!気合が足りんのじゃ!4号艇を見習えや!」
とスタートで踏み込めなかった選手を罵倒します。

今までと変わらなくないですか。結果的に2着になってFをしなかった1号艇がSG制覇したとします。Fした4号艇艇は優勝者になれません。優勝おめでとう1号艇!舟券ありがとう4号艇!で万事オッケーです。とにかく大半は舟券が当たって儲かればいいのです。

Fだけなんで返還するのでしょうか。法律かなにかで決められているのでしょうか。ホントに分かりません。しかもそのFだって人間が判断することです。0.001単位の世界ではここの開催場はアウト、あちらではセーフとなることがあるようですし。

上記のようなことからとにかくFは返還無しでとにかく必死に全艇ゴールを目指してもらって着順確定。配当はしっかりと締めきり時点のまま。選手には厳しい罰を与える。でいいと思うのですが。

長くなってきてしまったので、次回はF返還廃止によって考えられる弊害・問題について考えたいと思います。

その2


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2011年秋からボートレースにハマってます。新参者です。ボートとラジオと海外ドラマによって体が構成されています。自分の目から見えるボートの世界を呟きます。
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