SG第41回ボートレースオールスター(笹川賞)

2014年06月01日

ファンに愛され期待される選手が揃ったSG第41回ボートレースオールスター。優勝したのは静岡が生んだスピードスター菊地孝平。最後の優勝戦も文句なしのトップスタートを放った。
進入はピット離れ良く5号艇今垣光太郎が内を窺う展開。抑えこまれた4号艇茅原悠紀は無理せずダッシュの5カドを選択。結果1235/46の進入隊形に落ち着く。
各艇航跡を上げスタートへ向かう。その時の私は1号艇今村豊だけを見ていた。最近の今村豊は1号艇でのスタートが良いとは言えない。遅れないよう祈りながら応援せずにはいられなかった。そして注目のスリットでは1号艇と2号艇が明らかに早いスタートを切った。
 
スリットでは今村豊が遅れなかったことに興奮し、歴史的快挙lを期待し、そして1周1Mが何事も無く終わることを願った。
しかし1周1Mは残酷なほどに明らかであった。1号艇今村豊はターンマークを大きく外して、膨らんでしまっていた。それを逃さなかったのが、黒い影となって鋭角に差した2号艇菊地孝平だった。

 
向こう正面でも菊地孝平は落ち着いた様子で完璧に立ち回っていた。猛追する2番手今村豊には差し返すスキを与えないラインを通り、その他の艇も優勝を諦めざるを得ない大勢に持っていった。正に完勝・完封だった。
 
そして今村豊もその後は一つでも上を狙う他艇をしっかしと捌き2着を確保。負けを認めつつも、ファンを失望させるような走りはしなかった。1号艇で負けたショックに侵食されない集中力・精神は、さすが艇界唯一無二の『ミスター』だ。
 
こうしてSGオールスターは菊地孝平がSG三度目の優勝で幕を閉じた。今節は近年目立つ若手の台頭を抑え、中堅・ベテラン勢の復活の兆しが目立った一節間だった。しかし一方では史上最多の女子選手のSG出場ということが、女子と男子の力の差を悪い意味で目立たせてしまった。今後のSGではこの点の解消を期待したい。とにかくSGはやはり面白いドラマを生む。やはり今後のボートレースからも目が離せない。


2014年05月31日

10R6号艇今村暢孝選手が動きを見せるが、進入深くはならず126/345。ここで節間最もカッコイイ走りを見せてくれている男、3号艇服部幸男選手が赤い衝撃捲りを披露。伸びに伸びて内側を呑みこんでしまいました。もしかすると来季A2ということがプライドに火をつけたのかもしれません。
激しかったのは2着争い、1周1Mを回って有利な大勢に居たのは地元の4号艇岡崎恭裕選手。そのまま決まってもおかしくはない大勢でしたが1周2Mで、好旋回を放ったのは1号艇茅原悠紀選手。しかし更に上を行く超好旋回を放ったのが5号艇桐生順平選手。ホーム直線では昨年のファイナリスト二人で決まったかのように思えました。ところが2周1Mで捨て身の逆転を狙ったのが4号艇岡崎恭裕選手と2号艇毒島誠選手。内に切り返し気味でアタック。それを気にしすぎたのか5号艇桐生順平選手らしくないターン。準優ということで慎重になりすぎたこともあったのか、いつも通りの豪快なターンを出すことができませんでした。
そんな3艇を後目に外から全速、最高な自分のターンをしたのが1号艇茅原悠紀選手でした。桐生選手にツケマイ炸裂。3艇をまとめて叩きのめしてしまいました。1着服部幸男・2着茅原悠紀となりました。
 
11R今年見事にカムバックした1号艇山崎智也選手が人気を集める一戦。進入争いなく123/456。無難に決まりそうな雰囲気ありましたが、ここで大きくスタート遅れてしまったのが1号艇山崎選手。全速で合わせに行くも隣のスタート2号艇菊地孝平選手の捲りの餌食に。すんなり菊地孝平選手が1番手抜け出す。
その後はここも2着争い熾烈に。一時優勢は3号艇平石和男選手。展開突いたヨロシク差しで2番手に抜ける。それに続くは地元の期待4号艇篠崎仁志選手。この二人のどちらかだろうと思われましたが、1周2Mを各艇好旋回。なんと1・3・4・6号艇がひしめき合うホーム直線。その中でも若干優勢は3号艇平石和男選手に見えました。固唾を呑んで見守った2周1M、一番大勢不利に思えた最内6号艇丸岡正典選手が超好旋回。外の3艇がお互い牽制しあったことも有利に働いたかもしれません。最内くるりと向こう正面を二番手抜け出し、そのまま1着菊地孝平・2着丸岡正典となりました。このレースも激戦でした。
 
12R今節最年長でシリーズリーダー、伝説を創り続ける男今村豊が1号艇で登場。ここも進入争いはなく123/456。注目のスリットでは若干センター勢3号艇松井繁・4号艇吉田弘文が優勢。しかし1周1Mでこの2艇がお互いを意識しすぎたのか攻め切れず。そうなると内枠の二人が自分のターンに徹するだけ。そして向こう正面、一瞬2号艇今垣光太郎選手の舳先が1号艇今村豊選手に届いたように見えましたが、辛くも1号艇が逃げ切り成功。2号艇今垣光太郎選手もそのまま2着確保となりました。準優ではやっと1号艇が決まりましたし、2着争いも落ち着いたものでしたが、一番嬉しかったです。今村豊が明日の1号艇です。
注目の優勝戦メンバーです。

1号艇 今村豊 遂にここまで来た。伝説到来。明日は歴史的瞬間を目撃したい。
2号艇 菊地孝平 艇界一のスタート感は健在。スタート決まらない今村豊にとっては一番の脅威か。
3号艇 服部幸男 二年連続笹川賞優出。三日目を終えてもこれを予想できた人は少ないのでは。後半怒涛の四連勝は恐ろしい。
4号艇 茅原悠紀 前検タイム一番時計は本物だった。それを活かすのが強さの証。唯一のSG未戴冠だが、明日ありえる。
5号艇 今垣光太郎 SG復帰初戦でここまでくるのは復調の証か。苦手な外枠どうこなすか。
6号艇 丸岡正典 ダービー男がダービーの日に大穴提供。競馬の借りはこの男で返す。


明日はギャンブラーにとってはお祭りですね。ダービーの後に笹川賞。豪華すぎます。年末までこんなビッグなことは無いですよ。小学生のころは運動会だったなぁ、なんて思います。終わってしまうのは悲しいけど、結果が気になるのも事実。楽しみです。

 


2014年05月30日

もう予選最終日です。
 1R濱野谷憲吾選手が無念の捲り1着。今節も駄目だったか・・・。
2R展開作った2号艇田口節子選手の懐突いた3号艇魚谷智之選手。連勝条件に持ち込む。しかし強さは見えない。
3R前付けから6号艇岡崎恭裕選手が4コース差し。12Rで準優好枠を目指す。
4R1号艇平山智加選手が無念のイン逃げ。準優はほぼ絶望的だが。
5R超期待の今村豊選手が2号艇から捲りを決めてくれました。予選トップ通過もありえて、とても面白い状況に。
6R2号艇服部幸男選手が3連勝で当確。かっこ良すぎる。去年も優出しましたが再現なるか。石野貴之選手も当確。
7R王者降臨、4号艇松井繁選手が後半を残し勝負駆け成功。服部選手に続いてカッコイイです。菊地孝平選手も当確。
8Rなぜ篠崎仁志はこんなにイン戦が強いのか。イン受難な福岡水面でも関係なし。地元のノルマである準優進出。新鋭離れしていることは確か。
9R3号艇烏野賢太選手が捲り勝ち。節間に穴を空けるイメージはありました。しかしここで炸裂とは。予選もう少し頑張りたかった。ここで桐生順平選手と今村暢孝選手はほぼ当確か。
10R手遅れになってから宇野弥生選手が2コース捲り。遅すぎです。1号艇丸岡正典選手はボーダ上。地元の6号艇吉田弘選手は当確。そして4号艇今村豊選手は3着に入り暫定一位となりました。どうなるかは次の毒島誠選手とその次の山崎智也選手次第です。3人とも好きな選手なんで複雑。
大注目の11R。応援したい選手目白押しの中、2コースから2号艇茅原悠紀選手が差し抜けジャンプアップ。1号艇今垣光太郎選手も好枠ゲットでしょうか。しかし勝ち切れないのは気になります。そしてシリーズリーダー6号艇毒島選手は展開なく大敗。準優1号艇はゲットならなかったようです。残念。しかしこの時点で今村豊選手の得点率1位が近づいてきました。あとは次の山崎智也選手次第。
盛り上がりも最高潮となった12R。制したのは2号艇松井繁。ほんと強い。最終日連勝して内枠をゲット。決定力の違いを魅せつけました。山崎智也選手は惜しくも3着で予選二位となりました。ということは・・・。
明日の準優メンバーです。

1号艇 茅原悠紀 前節のFを乗り越えここまで来た。素質は十分だったが、完全開花か。
2号艇 毒島誠 予選最後のレースは悔やまれる。とはいえ展開がなかったのは運もある。気持ちは切れていないはず。
3号艇 服部幸男 軽視されてからの三連勝は凄い。去年のように優出狙う。
4号艇 岡崎恭裕 勝つためにはコースも奪う貪欲さが出てきた。スピードは諦めたのか。
5号艇 桐生順平 1着がないものの、異次元ターンでここをゲット。去年とは位置が違うが優出狙う。
6号艇 今村暢孝 進入の鍵。去年のダービーから力は落ちていないはず。ダブル今村の優出も見たい。

1号艇 山崎智也 G1三勝の勢いは本物。今節は内枠でも絶好調。
2号艇 菊地孝平 スタート力は本物。ここまでやるとは思わなかった。
3号艇 平石和男 ヨロシクターンが絶好調。穴のセンター枠は印象あり。
4号艇 篠崎仁志 地元期待の星はしっかり準優進出。今節ダッシュ苦しむがここはどうなるか。
5号艇 吉川元浩 前半絶好調も後半失速で5枠。動き見せるか。
6号艇 丸岡正典 最後1号艇で大敗は予想外。今節は安定しない。

1号艇 今村豊 ここまでやってくれるとは。正直ラストチャンスかもしれない。生で伝説が見たい。
2号艇 今垣光太郎 SG復帰としては上々の結果。最後1号艇2着は不安要素。
3号艇 松井繁 最終日二連勝はさすがの一言。強さが光る。
4号艇 吉田弘文 今節はピット離れも安定。粘りはある。
5号艇 石野貴之 久しぶりのSG優出が見たい。王者をまくれるか。
6号艇 赤岩善生 予想外の準優進出。シリーズ男を卒業できるか。



 明日の1号艇は好きな選手が揃っています。しかし福岡ですから誰かは駄目なんだろうなぁ。穴で優出は誰になるのか。なんといっても今村豊選手を応援ですけどね。優勝して賞金王でその姿を見た過ぎます。楽しみです。


2014年05月29日

折り返しの三日目です。
 1R2号艇下條雄太郎選手が作った展開に乗り、3号艇服部幸男選手が差しで勝利。来季A2から戻ることができるのか。
2R4号艇白井英治選手が痛恨のF。勝利したのは3号艇平石和男。今節良い感じに見えます。
注目の3Rを勝利したのは1号艇赤岩善生選手。今回はスタートもいきました。
4R今節目立たなかった2号艇田中信一郎選手が3艇の混戦を抜け出し勝利。勝負駆けには強いイメージ。今垣光太郎選手もいいですよ~。
5R2号艇山崎智也選手が展開を作り、しっかり突いたのは3号艇峰竜太選手。絶不調ですがやはり展開さえあれば腕はあります。
本日連勝、6Rは完全に軽視されている4号艇服部幸男選手が捲り勝ち。宇野弥生選手には失望しかありません。猫に小判、豚に真珠、宝の持ち腐れ状態。こんなに良いモーターがもったいなさすぎです。
7R4号艇小野生奈選手が6コース捲りを炸裂させそうになりましたが、1号艇平石和男選手がなんと残し勝利。強引な捲りが女子には見られないのですが、このレースでは小野選手が3号艇烏野選手を弾きながら絞っていきました。拍手。しかし減点なんて、外枠はどうやって捲ればいいのでしょうか。
8Rこれまで展開は作るも勝利に見放されていた1号艇下條雄太郎選手が逃げ成功。今村豊選手もいいですよ~。
9R1号艇井口佳典選手を沈めたのは3号艇山崎智也選手。やはり今年は一味違う。今垣光太郎選手もしっかり2着。
本日二人目の連勝登場の10Rは2号艇岡崎恭裕選手が最悪なドカ遅れ。しかし壁なしでも1号艇峰竜太選手が逃げ切り。他に攻めきれるような選手はいなかったですね。さよなら宇野選手。
11R1号艇茅原悠紀選手が前節のFを物ともせず素早いイン逃げ。明日が楽しみになりました。
危なすぎたのは12R。外枠3艇が危ないスタート。優勝候補の4号艇毒島誠選手はタッチスタートでギリギリセーフ、そこから綺麗なまくり差しを決め勝利。フライングになったのは6号艇長嶋万記選手のみでした。毒島選手が残ってよかったです。居なくなったらつまらないでしょう。明日以降も臆せずスタート行ってくれるでしょうか。
明日は11レース。

1号艇 今垣光太郎 今節復調気配。ここ一回乗りで明日の内枠を確保したい。
2号艇 茅原悠紀 予選上位が狙える位置。今のところフライングの影響ない。
3号艇 山川美由紀 好モーターを引いたが、後半失速。ここまでか。
4号艇 鎌田義 滑りこみを狙う。
5号艇 田中信一郎 勝負駆けに強い。最終日外枠連勝は当たり前。やはり賞金王。
6号艇 毒島誠 昨年のSG初戴冠から今年も狙える。最後の6枠どうこなすか。展開があれば確実に来る。




 三日目終わって予選トップは毒島選手。インが弱い水面だけに何とも言えないですが、このままいってほしい。そして2位に今村豊選手。今村選手にも期待大。私が見てからここまで今村選手がSGで上位にいるのは初めてかも。優勝する姿は見たい。そして3位に今年絶好調、毒島選手と同支部の山崎智也選手。完全に群馬が関東を背負っています。その他にも応援したい選手が上位にちらほら。明日はこの3名がどの位置になるのか、俄然注目です。


2014年05月28日

笹川賞二日目を振り返ります。
1RはSG予選では珍しいオール女子。そんな中で貫禄の逃げ披露は1号艇田口節子選手でした。福岡でも安定感あります。
2Rでは3号艇長嶋万記選手が2号艇篠崎仁志選手の作った展開に乗って捲り差し。最近不調でしたが、しっかり展開捉え男子を一刀両断しました。
3Rは昨日のドリームから好調に見える、伝説の今村豊選手が3コースからまくり差し。狭いところを突いていましたよ。
4Rモーター不調の1号艇吉川元浩選手が意地の抜き返し。思い出の福岡賞金王を彷彿とさせたい所。
5R昨年の優勝者新田雄史選手が怒りの捲り差し。昨年の思い出が刺激して奮起してほしいです。
6R大注目の一戦。1号艇宇野弥生選手が超抜を武器にどう凌ぐか期待していました。するとスタート大遅れ。外に呑まれるのも時間の問題と思われたましたが、なんと1周1Mまでに伸び返し同体までもちこんでしまいました。正に超抜。しかし伸び返すのがやっとなのか、そこを逃さなかったのが5号艇今村暢孝選手と6号艇山崎智也選手。道中激しくなりましたが、そこは今年絶好調の山崎智也選手が競り勝ちました。宇野選手は2着もありましたが、不甲斐ないレースで3着。正直このレースの宇野選手にはがっかりしました。女子が格下に見られがちな理由が分かった気がします。
7Rは実力通りの二人3号艇丸岡正典選手が1着で2着に毒島誠選手という結果。毒島選手は視野が広いです。
8R地元の前田将太選手が痛恨のF。恵まれではありますが2号艇今垣光太郎選手が勝利。しっかりスタート行った結果です。まだ本調子ではなさそうですが復活期待。
9R悲願のSG制覇を目指す滋賀のエース2号艇守田俊介選手が1周2Mで鋭い差し返しを見せ、抜きで勝利。SGになるといまいちな事が多いですが今回はどうか。
10Rスタート勝負の1号艇菊地孝平選手が辛うじての逃げ。最近の下降線を修正できるか。
11R昨年の優勝戦のような展開。1号艇桐生順平選手がまくりに来た艇を飛ばしに行き共倒れ。昨年飛ばされたのは服部幸男選手でしたが今回は新田選手。漁夫の利を得たのは4号艇吉川元浩選手。本日二連勝を決めました。
12Rミスターボートレース今村豊がギリギリでしたが、差してくる艇を牽制した絶妙なイン逃げ。SGでの連勝なんて久しぶりに見た気がします。優勝するところが見たい選手の一人なんで嬉しいです。2着に完全に覚醒中の5号艇茅原悠紀選手。3着は福岡の今村こと今村暢孝。追いすがる峰・魚谷を捌く姿は素晴らしかったです。
明日の注目は3Rです。


1号艇 赤岩善生 今節もすでに絶望的。スタートも決まらず。最近は参加賞止まり。
2号艇 毒島誠 MB記念の時を彷彿。東の瓜生になり得る存在。
3号艇 石野貴之 初日は復活を期待させたが、二日目失速。スピードはあるのだが・・・。
4号艇 菊地孝平 得意のスタート攻勢を発揮。カド怖いがモーターはそれほど。
5号艇 田口節子 昨年の笹川賞では4位で準優進出も優出ならず。今年はここからどうなるか。
6号艇 今村暢孝 福岡の水面を完全に凌駕。6コースでも買いたくなる。



今日も1号艇は苦戦の一日。そして 明日である程度得点率上位陣は決まってくるでしょうか。楽しいSGも中盤戦。大注目です。


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2011年秋からボートレースにハマってます。新参者です。ボートとラジオと海外ドラマによって体が構成されています。自分の目から見えるボートの世界を呟きます。
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