峰竜太

2013年10月04日

笹川賞で念願の内枠を獲得したが、チャンスを逃してしまった峰竜太選手。 しかし、優勝戦に進んでくる力は若手では飛び抜けています。そしてその機会はすぐにやってきました。それは笹川賞からおよそ二ヶ月後2013年7月のオーシャンカップ。

笹川賞と同じ優勝戦2号艇を獲得。 今回は激しい進入争いも無く、2コースを維持することに成功。しかし、1号艇には王者松井繁選手。高き壁がそびえ立ちます。 スタートを無難にこなし1周1Mへ。差しに構えた峰選手に絶好の機会が訪れます。
 
なんと1号艇の松井選手が明らかなミスターン。外に流れていきます。そこを逃さずターンマークを綺麗に旋回した峰選手。内側から向こう正面を突き抜けました。一瞬にして勝利の女神が峰選手に微笑みかけます。

しかし、歴戦の猛者達がSGをそう簡単には勝たせてはくれません。峰選手の更に内側から5号艇の湯川浩司選手が猛追。これをどう捌くか。選択肢は2つでした。先に回らして差すか、それとも握って包み込みながらの先マイか。

観客達の注目が集まる中、峰選手は握って回りました。 結果的にはその選択は正解ではありませんでした。想像よりもはるかに大きな弧を描いてしまった峰選手。

そしてその峰選手の動向を、冷静に見ていた1号艇松井選手が鋭く内を差しきって逆転の抜き。 峰選手は2着へ後退しました。ここまででも峰選手の経験値と判断力がまだ足りないことは明らかでしたが、ここからは更に最悪な走りを露呈してしまいます。

ほぼ1-2-3で大勢は決していた3周1M。前を行く松井選手しか目に入らない峰選手は、無謀とも言える逆転を狙ってミスを犯して6着まで後退。SGクラスでは珍しい光景でした。

最後まで何があるか分からないのもボートレースですが、このような選手責任で多くの舟券購入者を失望させてしまうのは残念でした。峰選手はこのような走りをしてはいけない、多くの期待を背負う次元の選手になっている、ということを自覚しなくてはならないのではないでしょうか。

私の考えではレース展開によって、選手には着を確保する義務のようなものが思います。特にそれをすることができる能力を備えたSGに出場するような選手は尚更だと思います。その場でできる最善を判断する能力も超一流には必要だと思います。それは経験値によるものなのかもしれません。いずれにせよ現時点の峰選手には無いものだと思います。

1周2Mもそうですが、3周1Mは挑戦ではなく無謀だと思いました。 レース後には青山登さんのインタビューに答え、「無理だとは思いつつも攻めてしまった」と反省。 その後のレースでも、私は峰選手が無謀な走りをする面がある、ということを払拭することはできていません。

 私はボートを見始めてまだ初心者なので、このような選手が成長し超一流へとなる瞬間を見れることができていません。峰選手は超一流になることができる可能性を秘めた数少ない選手なので、その瞬間をいつか見ることができると期待しています。

4320 峰竜太
スタート A
1コース A
2コース A
3コース A
4コース A
5コース A
6コース A
メンタル D
整備力 B
旋回力 SS
インパクト A
総合 AA
 

2013年10月03日

峰竜太選手を初めて見たのは2011年の賞金王の出場者リストだったと記憶しています。まず始めに驚いたのはやはり名前でした。芸能人の人と同姓同名?と一瞬目を疑いました。
 
その名前のインパクトと、若いのにSGというビッグレースに出場しているのか、と私は気になりました。当時の私はボートレースの世界で活躍する年齢が不明だったため、同年代でA1級の選手がいたことにも驚きました。そして峰選手をきっかけに色々調べた所、20代のレーサーでもA1級やSGを勝ってしまう人が多くいるんだと知りました。

 その後も2012年から本格的にレースを見始めて、SGの優勝戦に絡んでくる峰選手に、上手いんだなぁと思っていました。G1も着々と優勝し、SG制覇できないのが不思議なくらいで、とにかくターンは超一流のものをもっていると、素人目にも感じるほどでした。

 しかし、SGの優勝戦では外枠が多く、優勝するには何かがまだ足りていないようでした。2013年の笹川賞では若手の活躍が目立ち、峰選手もその内の一人でした。準優勝戦では予選2位で1号艇を獲得し、見事1着で優勝戦2号艇になりました。2年連続で笹川賞優出。しかも今回は悲願の内枠。

前日のインタビューでは外枠にベテランがおり内にコースを狙ってきそうな選手はいるが譲りたくない。そのような意気込みだったように記憶しています。

しかし、優勝戦ではコース争いに屈し、結局5コースに。結果的に悔いの残らないように、コースを主張した同年代の新田雄史選手が優勝。峰選手は準優勝。チャンスをものに出来ずに、またしてもSG制覇はお預けになってしまいました。
 
その2

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2011年秋からボートレースにハマってます。新参者です。ボートとラジオと海外ドラマによって体が構成されています。自分の目から見えるボートの世界を呟きます。
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