2015年04月

2015年04月19日

歴史を創った者たちの戦い、マスターズチャンピオン。その価値には表面だけでは計り知れないモノがある。今回、その名誉を手にしたのは今村豊。ただ手にしただけでは飽きたらず、どんな大会だろうと困難なパーフェクトVをこの舞台で成し遂げた。

結果として独壇場とはなったが、その道は穏やかではなかった。確かに今村豊はこの中に入ると、一つ抜きに出ている。圧倒的な優勝候補の一人なのは間違いない。だがしかし、毎年次々と送られる新兵のSGウィナーたち。彼らですら、すんなり勝つことはない。この結果がマスターズチャンピオンの険しさを象徴する。

しかし、今節の今村豊は初日から昇り続ける。ドリーム戦では大会初参戦組、SGV2を誇る伝説のスタート屋・田頭実らを退けイン逃げを決める。二日目はSGV1平石和男の上を叩く捲り、SGV1濱村芳宏のイン戦を捲り差し、送られてきた新兵たちを寄せ付けない。三日目には東健介、藤丸光一、大場敏らの新兵を、何よりも結果的に優勝戦まで上り詰めたSGV2熊谷直樹のイン戦を差しきった。四日目の予選トップで迎えた準優進出戦は当然のごとく逃げ切った。五日目、一番困難だったかもしれない準優勝戦。絶対絶命のピンチも自らの力とモーターの力で乗り越えた。

そして、迎えた優勝戦。渾身のトップSTを決めると、ドリーム戦でも相まみえた田頭実の攻めを受け止め掌握。他艇を圧倒するとパーフェクトに舞台を締めくくった。だが思う。やはりまだ、今村豊の舞台はここではないと。やはり最高峰SGに居るべきなのだだ。今回のマスターズチャンピオン・パーフェクトV。これは今村豊に刻まれた新たな一つの伝説だ。だが決して最後の伝説ではない。今村豊はSGという舞台で伝説を創り続ける。

GⅠ第16回マスターズチャンピオン -最終日・表彰式-



2015年04月18日

本日の最終レース。今村豊が素晴らしいレースを見せてくれた。100Mを切る深インの壁無しからのイン逃げ。しかもタイミングは05。モーターも味方してくれているのはもちろんだが、そのモーターを生かすも殺すも乗り手次第。今村豊が乗っているからこそ生きているのだ。ホントに素晴らしいレーサーだ。パーフェクト優勝。必ず達成してほしい。
 
一方で気になったのは、その深い進入を演出した西島義則である。STでは一人遅れるコンマ24。1周1Mでは3カドから見事なトップSTを決めた山室展弘と接触。更には、道中の追い上げをしている中でも、前を行く小畑実成とも接触。結果的に賞典除外となり、優勝戦に進むことは無かった。このように、本日の西島義則はたくさんの荒らし箇所があったわけだが、個人的に気になったのはST遅れの部分だ。

今節は名人世代の競演ということもあり、前付けが非常に多く見られる。そして、目立つのが前付け者のST遅れ。これが個人的には非常に醜く感じてしまう。前付け否定論者としては、前付けするならせめてST決めてください、と思っているのである。

前付けに関しては常日頃から妄想しており、最近では、前付けがある可能性というものがあるからこそ、今のスタンダードな3対3という進入隊形の美しさが生まれたのか、などと思ってはいたものの、やはり今回のようなレース展開が大きなレースで行われてしまうと、また否定的な考えに押し戻される。

前付け者のST遅れ。ホントに見ていてゲンナリするわけだが、一方で、これがわざとなら納得が行くのである。進入を深くしてでもなるべく内のコースを取る。そして、自身はわざとSTを凹ませ、内を不利にし、外に攻めっ気を出させる。1周1Mでは、そんな内と外を競り合わせておいて、自身は漁夫の利を得る小回り旋回。これを狙い続けていくのなら、これは生き残るための技術だと思うj。

更に、レース前でも後でもコメントで出して欲しい。自身は外枠なので前付けし、STはわざと遅れてこの展開を狙うと。どうせなら、こういった凹みから勝利したパターンにも決まり手を命名してほしい。単なる差しなどではなく、褒め称える技術にしてほしい。こういった技なりコメントがレース前でも後でも見られるのなら、なるほど、狙ったのか、と納得がいくのだ。遅れっちゃったけど結果オーライ。これは虚しい。美しくない。

けれども、こんなレースをわざと狙っていると選手間ではとても嫌われるのかもしれない。ファンからも嫌われるかもしれない。しかし、これを正々堂々と狙うのならば、多いに支持したい。レース後でも良いから狙ったと言って欲しい。
『STは半艇身遅れ狙います。』
レース前にこんなコメントが見られたら・・・、などと妄想してしまうのである。

前付けをしてSTを決める。それはただ単純にとても技術がいることなのかもしれない。だがしかし、西島義則のように高勝率を誇る前付けレーサーが見せるST遅れ。それが今節のように特に目立つと、何か狙いがあるのでは、などと妄想してしまう。賞典除外となった接触については特に否定はしない。むしろガンガン道中でぶつかり合うのは良いことだと思う。とにかく、今村豊は素晴らしい。

「今村豊」の画像検索結果



2015年04月17日

今のところ、今村豊選手の独壇場となっております。モーターも伸びる伸びる。腕も違う違う。果たして、これで優勝しないことがあるのでしょうか。楽しみです。

2015年04月14日

プレミアムG1マスターズチャンピオンが始まりました。が残念ながら名人世代には詳しくないため、控えめに見届けます。舟券的にも非常に難しく、名人戦を当てるにはかなりの妄想力が必要なのではないでしょうか。進入から激しいレースが多いですからね。ちなみに個人的に注目したいのは地元の東健介選手。いぶし銀のイメージで中穴をもたらしてくれます。何度か良い思いをさせてもらった気がします。今節はF持ちですが、年少組として思い切ったレースをしてほしいです。というわけで、穴狙いにはぴったりなマスターズ。なんとか大きいのを当てたいですね。

2015年04月10日

大村で行われましたG1海の王者決定戦。優勝は道中の波乱・接戦を制して原田幸哉選手が優勝しました。原田選手の全盛期というものを私は知りませんが、最近はピークには程遠いレースをしていたのは間違いないと思います。SGにおいては優出すら記憶にないぐらいで(調べた所、私が始めてから1回だけあるようです)、名前ばかりが先行してしまう、そんな状態が続いてしまっていましたが、今節は初日の6コースまくりからインパクト絶大。予選1号艇で負けたのは課題でしょうが、久しぶりに成果が実を結んだというか、結果がついてきて嬉しいですね。
市川哲也選手や今垣光太郎選手といった影を潜めていた世代が復活の兆しを見せている最近のボート界。原田選手もこの流れに乗りたいですね。期待しましょう。

その名前が出てきた今垣光太郎選手。いつも通りの3カドからVもあり得る走りだっただけに転覆は非常に残念無念。早くも今年になってG1V3の快進撃かとも思いましたが・・・。とにかく大きな事故だっただけに心配です。何事もなく記念戦線に戻ってきて欲しいです。というわけで原田幸哉選手のVで幕を閉じました大村G1。次回のG1は児島でマスターズチャンピオン(名人戦)です。お楽しみに!



・・・・・・・・・・って、おい、おい、お~い!桐生ちん・・・。私の心を鷲掴みにし、どこまで上昇しちゃうのかな~、楽しみどすな~、と感じた直後の優勝戦F。あるある。いや、ないない。私の中では記憶にないっす。SG優勝直後のG1優勝戦1号艇F。自身で大きな流れを断ち切ってしまった感。これから立ちはだかる大きな試練を作ってしまいました。
とはいえ今回の桐生選手が優勝戦で見せてくれたいい面もあります。それはST負けしなかった所。優勝戦でも際を攻めれた所は評価できるのではないでしょうか。SGVによるメンタル面での成長は感じられるのではないでしょうか。
そして、同世代の茅原悠紀選手も昨年は同じくG1優勝戦1号艇Fをやっています。しかしながらSGでは優出ラッシュ。その結果、賞金ランキング上位に残り、終いにはグランプリ戴冠。非常にメンタルの強さを感じました。桐生選手にもメンタルを鍛えるチャンスになるのかもしれません。
いずれにせよ、これからです。桐生選手がこの試練をどう乗り越えるのか。見守りましょう。それではまた次回。



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2011年秋からボートレースにハマってます。新参者です。ボートとラジオと海外ドラマによって体が構成されています。自分の目から見えるボートの世界を呟きます。
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